ニキビを治すためにミネラルをバランス良く摂取しよう

ニキビを治すためにはミネラルをバランス良く摂取しなければなりません。ここではそんなミネラルそれぞれの役割と多く含む食品について私なりに考えた事を書いてみます。尚、詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある『ミネラルをバランス良く摂って身長を伸ばそう』にまとめているのでそちらをご覧下さい。


ミネラルはバランス良く摂取する事が重要

ミネラルとは「有機化合物(主に炭素を含む化合物の事)」に含まれている元素(炭素、水素、窒素、酸素)以外で、特に生命活動を維持する上で必須とされている元素の事を言います。別名「無機質」とも呼ばれています。具体的な名前を挙げると、ナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素となっており、これらのミネラル全てが「人体にとって必須」の栄養素です。

それらの中で、硫黄はビタミンB1やメチオニンなどの構成要素として、塩素は塩(塩化ナトリウム)の構成要素として、コバルトはビタミンB12の構成要素として利用されているので、実際に摂取すべきミネラルはナトリウム(塩化ナトリウムから得られるが必要量が多い)、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素の13種類です。これは国によっても定められています。「バランスの良い食生活」と言われるのは、これらのミネラル全てが身体活動を維持する上で必要不可欠だからで、ミネラルをバランス良く摂取する事はニキビを治す以前の大前提となります。


主要ミネラルと微量ミネラル

必須とされるミネラルは大きく2つの種類に分けられます。それが「主要ミネラル」と「微量ミネラル」です。単純に、主要ミネラルは生命活動を維持する上で必要量の多いミネラル、一方、微量ミネラルは主要ミネラルと比べれば必要量は少ないものの、なくてはならないミネラルの事です。

前述した13種類のミネラルの中では、ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウムが主要ミネラル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素が微量ミネラルです。つまりナトリウム〜カルシウムは必要量の多いミネラル、クロム〜ヨウ素は必要量が少ないミネラルという事になります。特にニキビを治す上で重要になるのはマグネシウム、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素です。効果については下記で。


13種類のミネラルそれぞれの役割・多く含む食品について簡単に

★主要ミネラル

●ナトリウム:細胞内外の水分量調節、筋肉の収縮制御等。塩分(塩化ナトリウム)として多くの食品に含まれる。必要量は多いが、過剰摂取によって高血圧や浮腫が起こる。尚、大量発汗により一時的に不足する事もある。不足すると筋肉の収縮が上手くできなくなったり、発汗ができず体温調節が上手くできなくなる。塩分=悪というイメージが強いがカリウムとのバランスが重要。

●マグネシウム:様々な代謝に関与、骨の形成、神経伝達にも関与する。海藻類、貝類、大豆、ナッツ類、キノコ類等に多く含まれるが、食品からでも元々の吸収率が良くないと言われており、不足しやすいため意識的な摂取が必要。尚、過剰摂取により下痢しやすい。サプリメントからの補給も重要だが摂取量には十分注意する。

●リン:骨の形成、糖の代謝・エネルギー運搬に関与。多くの食品に含まれている。激しい運動習慣のある人では不足する事もあるが、現代人では摂取する機会に恵まれているため、不足する心配は基本的にはない。尚、カルシウムと強く結合する性質があり、過剰摂取によっては骨からカルシウムを溶け出させると言われている。広く一般的に含まれるミネラルだが食品添加物から大量に摂取される事があり、人によっては意識的に抑える事が重要になる場合もある。

●カリウム:細胞内外の水分量調節、ナトリウム・水分の排出を促す、筋肉の収縮制御等。芋類、緑黄色野菜、果物、海藻類、ナッツ類、大豆、キノコ類等に多く含まれる。尚、大量発汗により一時的に不足する事がある。不足するとナトリウム・水分の排出が上手くできなくなり、高血圧や浮腫を招いたり、筋肉の収縮や体温調節が上手くできなくなる事がある。ナトリウムとのバランスが重要。ちなみに過剰では臓器負担増、また尿の量が増える事がある。

●カルシウム:骨の形成、神経伝達(精神安定、筋肉の収縮制御等)等。主要ミネラルの中でも必要量が多い。リン・マグネシウム・ナトリウム・マンガン・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンKなどを摂取する事で利用率が高まる。乳製品、小魚類、海藻類、エビ、キクラゲ、ゴマ等に多く含まれる。不足すると骨が脆くなったり、筋肉の収縮が上手くできなくなる他、精神的にイライラする事がある。


★微量ミネラル

●クロム:特にインスリンの分泌に必要。多くの食品に含まれており、激しい運動習慣のある人では極稀に不足する事はあるが、必要量が少ないため、意識的な摂取は必要ない。

●マンガン:様々な代謝に関与、骨の形成にも必要。植物性の食品を中心に多くの食品に含まれており、必要量も少ないため、基本は意識的な摂取は必要ない。

●鉄:様々な酵素の材料、特にヘモグロビンの合成・酸素運搬に必要。各種レバー、貝類、海藻類、小魚類、ナッツ類、大豆等に多く含まれる。必要量は多くないが、不足すると貧血になる事がある。成長期、女性、ストレス環境、激しい運動習慣、過労など人によっては意識的な摂取が重要。

●銅:様々な酵素の材料、鉄と共にヘモグロビン合成・酸素運搬に必要。各種レバー、小魚類、貝類、海藻類、ナッツ類、大豆等に多く含まれる。多くの食品に含まれており、基本は不足する事はめったにないが、銅が不足する事でも鉄不足と同様に貧血になる事がある。

●亜鉛:蛋白質の合成、成長ホルモン分泌等に関与。各種レバー、牛肉、貝類、海藻類、ナッツ類等に多く含まれる。必要量は多くないが、成長期、ストレス環境、激しい運動習慣、過労、大量発汗など人によっては意識的な摂取が必要。

●セレン:抗酸化機能に関与、また精子の材料としても利用される。多くの食品に含まれており、必要量も多くないため、意識的な摂取は必要ない。尚、精力増進効果もない他、一説には過剰による毒性をもたらすとも言われている。

●モリブデン:尿酸を合成する酵素の補助等に関与。多くの食品に含まれており、必要量も多くないため、意識的な摂取は必要ない。ただし暴飲暴食・アルコールの過剰摂取・栄養失調等によっては極稀に不足する事がある。不足すると痛風になりやすくなるとも言われている。

●ヨウ素:特に新陳代謝に関わる甲状腺ホルモンの材料として重要。海藻類や小魚類など特に海産物全般に含まれていて、日本人は摂取機会に恵まれている。必要量も多くないため、基本は意識的な摂取は必要ない。ただし海産物を避けるような食習慣では稀に不足する事がある。また成長期、女性、ストレス環境、激しい運動習慣、過労、大量発汗などでは必要量が増える。


ミネラルを補給する事ができるサプリメントを紹介

もし好き嫌いやアレルギーなどでミネラルの不足が心配される方は以下のような商品をオススメします。

大塚製薬 ネイチャーメイド カルシウム・マグネシウム・亜鉛

カルシウム、マグネシウム、亜鉛をまとめて摂取する事ができるサプリメントです。毎食時1粒ずつ摂取すれば良いでしょう。
小林製薬 ヘム鉄 葉酸 ビタミンB12

細胞に酸素を運ぶのに必要な鉄と銅、鉄の吸収を促すビタミンC、赤血球を作るために必要なビタミンB6やビタミンB12、葉酸をまとめて補う事ができるサプリメントです。1日3粒目安のため、毎食時に摂取して補う事ができます。

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ビタミンB群でニキビが治る?摂取方法や注意点等

ビタミンB群は8種類の「酵素のような働きをするビタミン」の総称であり、「補酵素」としての役割があります。ここではそんなビタミンB群について私なりに考えた事を書いてみます。尚、詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある『ビタミンB群をバランス良く摂って身長を伸ばそう』にまとめているのでそちらをご覧下さい。


何故ビタミンB群が重要なのか?

ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンという8種類のビタミンの総称です。前述したようにこれらビタミンB群は「様々な代謝に関係する酵素の働きを助ける補酵素」としての役割があり、いずれも人体の中で行われている様々な代謝において必要不可欠な栄養素です。

それぞれの役割については下記にある通りですが、共通する特徴としてビタミンB群はいずれも「水溶性ビタミン」です。そのため体に長期間蓄えておく事が難しく、尿や汗などによって失われやすいと言われています。意識的に摂取していると自分では思っていても、実際には不足している事も多いので、食事から摂取するのは当然として、個人的にはサプリメントからの追加補給をオススメします。

ちなみに体内で利用されるビタミンB群はそのように食事からの補給を基本としますが、一部を腸内細菌によって体内で合成する事ができます。よって腸内細菌を活性化させるような生活習慣が重要です。・・・と聞くと食物繊維や発酵食品を意識的に摂取する人が多いのですが、特定の食品あるいは栄養素に固執する事によっては、逆に全体的な栄養バランスが損なわれる可能性があります。特に腸内環境は睡眠習慣、運動習慣、ストレス環境など様々な要素によって左右されるため、全体的な生活習慣の改善を心がけるべきです。食習慣だけで腸内環境を改善するという考え方は浅はかです。


ビタミンB群それぞれの役割・多く含む食品について簡単に

ここではビタミンB群の持つそれぞれの役割や、それを多く含む食品について簡単にまとめています。あくまで参考程度に。

●ビタミンB1:特に糖の代謝に関与。食品では豚肉、ウナギ、各種レバー、ピーナッツ等に多く含まれる。これらをニンニクと一緒に食べる事で効果を高める事ができる。

●ビタミンB2:特に脂肪の代謝に関与。また皮膚や粘膜の健康維持等に関与。食品では各種レバー、魚類の卵、アーモンド等に多く含まれる。脂肪の摂取量が増えると必要量が増える。おそらく皮脂の分泌にも関与していると思われる。

●ビタミンB6:蛋白質・アミノ酸の代謝に関与、赤血球の合成、特にセロトニンなど神経伝達物質の合成に関与している。食品ではニンニク、カツオ・マグロ等魚類、各種レバー等に多く含まれる。不足すると情緒不安定になる他、貧血になる事がある。

●ビタミンB12:蛋白質・アミノ酸の代謝に関与、赤血球の合成、葉酸の再生産等に必要。食品では貝類、各種レバー、牛肉、カツオ等に多く含まれる。めったに不足しないが葉酸が不足すると必要量が増える。

●葉酸:蛋白質・アミノ酸の代謝に関与、ビタミンB12再生産、赤血球の合成等に必要。食品では各種レバー、大豆、緑色野菜等に多く含まれる。これも不足すると貧血になる事がある他、発育に悪影響を及ぼす事がある。

●ナイアシン:様々な代謝に関与、糖や脂肪酸をエネルギー化する際に必須、一部はトリプトファンからも合成される。食品では各種レバー、カツオ・マグロ等魚類、魚類の卵等に多く含まれる。あまり認知されていないが非常に重要な栄養素の一つ。

●パントテン酸:様々な代謝に関与。食品では各種レバー、魚類の卵等に多く含まれる。特に皮脂分泌に関与していると言われる事がある。不足する事はめったにないが人による。

●ビオチン:様々な代謝に関与、特に皮膚の健康維持に関与していると言われている。食品では各種レバー、鶏の卵(加熱)等に多く含まれる。


ビタミンB群の中で特にニキビ改善に必要なもの

特に重要なのは脂肪の代謝に関わるビタミンB2、蛋白質の代謝に関わるビタミンB6・ビタミンB12・葉酸、皮脂の分泌関わるとされるパントテン酸、皮膚の健康維持に関与しているビオチンです。いずれも食品からの摂取、また一部は腸内細菌によって供給できるため、バランスの良い食習慣を続けていれば不足する事はありません。

一方、逆に言えば食習慣の乱れや、腸内環境の悪化によっては不足する事があるという事です。繰り返しになりますが、水溶性のため、激しい運動習慣のある人や発汗量の多い人では不足する事があります。そのような人では食習慣の改善(特定の食品や栄養素に固執する、あるいは逆に制限する事は避ける)、及び腸内環境の改善(前述のように食習慣の改善だけでは腸内環境は改善されない事がある)はもちろんの事、サプリメントからの追加補給を強くオススメします。


ビタミンB群を補給する事ができるサプリメントの紹介

前述のように食物アレルギーや好き嫌いなどで、どうしても栄養バランスが偏ってしまうという事があると思います。もし不足が感じられる場合には以下のようなサプリメントをオススメします。

LIFE STYLE B-50 コンプレックス

これはビタミンB群をまとめて補う事のできるサプリメントです。目安は1日1〜2粒を朝だけ、晩だけ、あるいは朝晩に摂取。特に腸内環境の崩れやすい方にオススメです。
ビオチンカプセル120粒(ナウフーズ)

これは海外製ですが、ビオチンを補う事ができる珍しいサプリメントです。ビオチンはサプリメントからの補給は基本的には必要ありませんが、不足が心配される場合は1粒を2回に分けて摂取すると良いと思われます。

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必須アミノ酸のバランスとアミノ酸スコア

蛋白質を構成する必須アミノ酸には9種類あり、蛋白質を効率良く作るためにはそのバランスが重要です。ここではそんな必須アミノ酸のバランスを示す「アミノ酸スコア」について私なりに考えた事を書いてみます。尚、アミノ酸スコアについては別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある『アミノ酸スコアについて』に詳しくまとめているのでそちらをご覧下さい。


アミノ酸スコアとは?

前述のように蛋白質を構成している必須アミノ酸は全部で9種類あり、そのバランスが重要です。アミノ酸スコアとはそのバランスを分かりやすくしたもので、一つの食品に全ての必須アミノ酸がバランス良く含まれている場合、そのアミノ酸スコアは100になります。つまり単純に言ってアミノ酸スコアが100、及び100に近いほどバランスが良く、値が小さいほどバランスが悪いという事になります。

尚、繰り返しになりますが、必須アミノ酸は全部で9種類あり、9つの必須アミノ酸それぞれがアミノ酸スコアを持っています。そのため「アミノ酸スコア」と言う場合には、「一種類の必須アミノ酸のスコア」ではなく、「一つの食品(食材)、一つの料理、一回の食事中における必須アミノ酸のバランス」を意味する事が殆どです。


植物性の食品と動物性の食品を上手く組み合わせる

蛋白質を効率良く作り、それによってニキビを治していくためには、アミノ酸スコアが100となるような食事が最も理想的です。しかしそのように必須アミノ酸は9種類全てが「必須」であるため、「どれか一つが欠けても効率良く使われない」という特徴を持っています。このためアミノ酸スコアを算出する際には「最も不足している必須アミノ酸のスコアに合わせるように、全体のスコアが切り捨てられる」という事が起こります。これについてはリンク先で詳しく説明しているのでそちらをご覧下さい。

その事がある関係で、日々の食習慣においては「アミノ酸スコアの低い食品を食べる場合、アミノ酸スコアの高い食品と組み合わせる事で、食事全体のアミノ酸スコアを100にする」という事が非常に重要になってきます。特にアミノ酸スコアは「植物性の食品よりも動物性の食品の方が良い」と言われています。よって植物性の食品を食べる場合、「アミノ酸スコアの高い動物性の食品を、できるだけ多く組み合わせる」必要があります。


アミノ酸スコアが100になるような食事を考えよう

単純に考えれば動物性の食品だけで食事を作れば、簡単にアミノ酸スコアは100になります。しかし動物性の食品は脂肪が多く含まれている事が多く、それに応じてカロリーが高い上、調理法によっては糖分や塩分も多く含まれています。そのため動物性の食品だけで必須アミノ酸を摂取しようとすると、健康的にはあまりよろしくありません。

またこれは動物性食品だけに限った事ではありませんが、特定の食品に偏ると、その食品に含まれる栄養素だけしか摂取できず、いくら動物性の食品を食べていても栄養バランスに偏りが生まれます。確かに「必須アミノ酸のバランスを整える」という意味では動物性の食品は効果的なものですが、動物性の食品だけに頼り切るのではなく、動物性の食品と植物性の食品を上手く組み合わせながら、食事全体のアミノ酸スコアが100となるような工夫が必要になります。

尚、心身の健康を維持するためには「五大栄養素をバランス良く摂る」という事が大前提です。つまりアミノ酸スコアを高めるだけでは不十分で、アミノ酸スコアを高めた上で、更にビタミンやミネラルなどといった全体的な栄養バランスも考えなければなりません。特に最近では「食事だけで1日に必要な栄養素を摂取する事は難しい」とも言われています。アレルギーや好き嫌い、あるいは精神的な理由で少食というような場合では、尚更全体的な栄養バランスが重要になるはずです。

では「どのようにしてメニューを決めたら良いのか?」と思われるかもしれませんが、これは単純に「五大栄養素それぞれを多く含む食品から1品以上ずつピックアップしていく」ようにしてメニューを決めるだけで十分です。五大栄養素それぞれを考えてみると、例えば炭水化物は米・麺・パン等、蛋白質は肉・魚・大豆製品・乳製品・卵等、脂肪は青魚・天然植物油(その他では動物性の食品全般・ナッツ類)等、ビタミンは緑黄色野菜・果物・ナッツ類等、ミネラルはキノコ類・海藻類・貝類・ナッツ類等・・・となっています。すなわちこれらから少なくとも1品以上ずつ選ぶようにし、その上でアミノ酸スコアを高めるために動物性の食品を増やせば特に問題はないでしょう。決して難しく考える必要はありません。


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アルギニンでニキビが治る?摂取方法や注意点等

アミノ酸の一種であるアルギニンは、特に成長ホルモンの分泌やコラーゲンの合成などに関わる重要な栄養素の一つです。ここではそんなアルギニンについて私なりに考えた事を書いてみます。尚、詳細については別ブログ『身長を伸ばす方法について考えてみた』にある「アルギニンを摂って身長を伸ばそう」にまとめているのでそちらをご覧下さい。


アルギニンは必要量の多いアミノ酸

蛋白質は様々な種類のアミノ酸から作られています。その中でも「必須アミノ酸」は蛋白質を構成する最も基本的なアミノ酸で、不足すると蛋白質を効率良く作る事ができなくなります。しかも必須アミノ酸は全9種類あり、どれか一つでも欠けると蛋白質を効率良く作る事ができなくなります。ニキビを治すためには常にその「必須アミノ酸のバランス」を考えるべきでしょう。

一方、この記事で紹介するアルギニンもアミノ酸の一種で、体内ではその必須アミノ酸から合成する事ができます。よって必須アミノ酸をバランス良く摂取できていれば不足する心配がないように思えますが、アルギニンは成長ホルモンの分泌やコラーゲンの合成などの役割を持っており、特に成長期の子どもでは合成する能力が未熟な事もあり、不足すると身長の伸びなど発育に悪影響を及ぼすと考えられています。そのため成長期におけるアルギニンは「準必須アミノ酸」とも呼ばれているほどで、それだけアルギニンは重要なアミノ酸だと言えると思います。


アルギニンはニキビに効果があるのか?

そのようにアルギニンはコラーゲンの合成に深く関与している(コラーゲンの材料として)と言われています。コラーゲンは靭帯や腱などの結合組織に多く存在する他、皮膚にも多くが存在しており、組織の強度・弾力性・水分量などを維持する役割があると考えられています。もちろん摂取する事で、直接的にニキビを治癒させる訳ではありませんが、ニキビ肌における継続的な炎症はコラーゲンの合成サイクルを遅らせ、ニキビの治りを悪化させています。すなわちコラーゲンをスムーズに合成する事ができるようになれば、そのサイクルが改善できる可能性があります。

尚、「コラーゲンを口から摂取して効果があるのか?」については様々な説がありますが、少なくともコラーゲンを摂取する事では、それを合成するための材料を補給する事はできる他、一説によればコラーゲンを摂取する事で、コラーゲンの合成に関わる酵素を活性化させるとも言われています。摂取する事で直ちに害があるというものではありませんので、摂取しても損は少ないと個人的には思います。

ちなみにですが、コラーゲンの合成にはビタミンCが必要です。コラーゲンだけ、アルギニンだけ(コラーゲンにもアルギニンは含まれる)を摂取するのではなく、ビタミンCも一緒に摂取すべきでしょう。


アルギニンと関係の深いシトルリンとオルニチンについて

アミノ酸の一種として「オルニチン」や「シトルリン」があります。このオルニチンやシトルリンは、アルギニンと共に「尿素回路」の中で働き、その名の通り「尿」を作り、老廃物の排出を促す役割があると言われています。よってこれらのアミノ酸(アルギニンも含む)を摂取するという事は、結果として解毒作用を持つ肝臓や、濾過装置としての役割がある腎臓などの負担を軽減する事に繋がる可能性があります。

ただしアルギニンとは違い、オルニチンやシトルリンは蛋白質を構成するアミノ酸ではなく、尿素回路の過程で作られるアミノ酸です。ですので必須アミノ酸が不足しない限りは、意識的な摂取は特に必要ありません。一方、尿素回路内においてはアルギニンがシトルリンへ変換される際に「一酸化窒素(いわゆるNO)」という物質を作り出しています。実はこれが血管の拡張に関わる重要なもので、血流を促す作用があるとも言われています。人によってはこの作用を目的としてアルギニンやシトルリンを摂取するという考え方もできます。これは俗に「精力増進効果がある(実際には血流を改善する効果によるもの)」「減量した際の血管を浮き立たせる(ボディビル等で)」「皮膚や筋肉など末梢への血流を改善する(ニキビにも効果があるかも?)」などと言われる事がある部分です。


アルギニンに関係するサプリメントの紹介

前述のようにアルギニンはアミノ酸の一種なので、必須アミノ酸から体内で合成できます。必須アミノ酸は一般的に「蛋白質を多く含む食品」から摂取できるため、例えば肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品、ナッツ類などを意識的に食べると良いでしょう。その中でも特にアルギニンを多く含むとされているのが、大豆とナッツ類です。またコラーゲンを摂取すればアルギニンは摂取できるので、例えば手羽先(脂肪多め)、スッポン、フカヒレ、豚軟骨などもオススメです。尚、サプリメントでは以下のようなものがあります。特に運動習慣のある人では不足する事があるので、ご興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。

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バルクスポーツ シトリックアルギニン

これはアルギニンを摂取する事ができるサプリメントです。摂取方法としては、1回1〜2gを小分けにし、間食時・起床後・寝る前など特に空腹時に摂取すると良いと思われます。尚、アルギニンの摂取量の目安は特に定められていません。よく「1日5g」などと紹介される事がありますが、何の根拠もありません。特に激しい運動を行っている人ではその量でも不足する事があるので注意しましょう。運動目的で利用する場合、運動前後に5g程度を追加補給すると良いかもしれません。


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