夏バテを予防してニキビを治そう

急に気温が上下動する事によって起こる「夏バテ」について、私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

そもそも「夏バテ」とは?ニキビとの関係は?

「夏バテ」とは、急な気温の上下動に脳や体が適応できず、ある程度の長期間に渡り、心身に様々な症状が出る事を言います。症状は人・環境によって様々ですが、例えば筋肉に上手く力が入らなかったり、思考力・判断力が低下したり、あるいは食欲不振、便秘、下痢、頭痛、吐き気、目眩なども起こります。これらの多くは自律神経のバランスが崩れる事が原因です。

自律神経は「生命活動を維持する上で必要な機能」を司っています。例えば呼吸の速さや心臓の速さなどは、自分の意志でコントロールする事はできませんが、我々が意識しなくても勝手に速くなったり遅くなったりします。そういった機能の多くは自律神経によって「自動的にコントロールされている」訳です。そのコントロールが上手くできなくなった状態が「夏バテ」です。

尚、夏バテとニキビの関係ですが、夏バテという事は既に自律神経のバランスが崩れています。特に自律神経はホルモンバランスを整える役割もあり、セロトニンなどの分泌が悪くなるとストレス耐性が低下する事があります。ストレスがニキビを悪化させるのは周知の事実です。また夏バテに伴う諸症状により、栄養不足や睡眠不足が長期に渡って続けば、それもニキビの大敵になります。夏バテは予防する、あるいは長期化を防ぐよう努める事が重要です。


自律神経のバランスを整えよう

自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っています。例えばストレスを感じると交感神経が興奮し、心拍数を上げたり、呼吸を早めたり、血圧を上げたりしますが、その際には常に副交感神経が抑制的に働き、交感神経の興奮を抑えます。それが適度な頻度であれば問題ないのですが、交感神経が興奮する頻度が増えれば当然副交感神経が働く頻度も増え、それが繰り返されると自律神経は疲れてしまいます。元々の性格やストレス環境にいてストレス耐性が低くなっている人ほど、それが起こりやすく、悪循環に陥ります。

ストレス以外に自律神経の機能を低下させるような場合を考えてみると、例えば睡眠不足、暴飲暴食、栄養失調、水分不足、感情の激しい上下動、逆に変化のない生活などが挙げられます。これらの環境では自律神経が衰えて弱っていたり、あるいは使用頻度が高くて疲労しやすくなっています。夏バテはそこに「気温の上下動」が加わる事で、様々な症状が出る訳です。

尚、自律神経がコントロールしている機能の中には当然「体温を調節する機能」もあります。気温や体温が高くなると、血管を拡張させたり、筋肉を弛緩させたり、汗をかくなどして体温を下げようとします。しかし自律神経の機能が低下している状態の時に、急に気温が上下動すると、そのような体温調節が上手く働かなくなる事があります。そうして自力で体温を下げる事が難しくなった状態こそが、いわゆる「熱中症」です。つまり夏バテの状態では熱中症になりやすくなります。


夏バテを予防するには・・・?

まずすべき事は睡眠習慣の改善です。人間は起きている限り常に心身を維持するよう自律神経が働いているため、真に自律神経を休める方法は「睡眠」しかありません。平日休日問わず毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起き、暗くなったら寝て、明るくなった起き、その上で十分な睡眠時間(理想は9時間)を確保しましょう。

次に食習慣の改善です。気温が上がると発汗量が増え、水溶性ビタミン・ミネラル・水分が失われます。特に辛い食べ物を食べる習慣がある人、有酸素運動など意識的な運動習慣のある人、半身浴やサウナなどを行う習慣のある人、あるいは仕事で激務が続いていて過労気味な人などでは、例え気温が高くなくても必要量は増えています。定期的・意識的に補給すべきでしょう。

特に夏バテで起こる諸症状の中では「大量の発汗→水分不足・ビタミン・ミネラル不足→胃腸の不調」が大きな配分を占めていると言われています。そうして起こる胃腸の不調が、消化吸収を鈍らせ、食欲不振から来る栄養不足が、夏バテを進行させるのです。また腸内細菌は様々な代謝に関わるビタミンB群を合成する事ができるため、その意味でも胃腸の調子を整える事は重要です。

大量に発汗した時には、水分、水溶性ビタミン(ビタミンB群・ビタミンC)、ナトリウム(塩分)・カリウム・マグネシウム・亜鉛・カルシウムなどのミネラルを摂取する事が重要です。ナトリウムと聞くと制限した方が良いというイメージが強いですが、重要な事はナトリウムとカリウムのバランスです。「〇〇を制限する」「〇〇を摂取する」と考えるのではなく、バランスを考えましょう。


暑さに慣れるにしても限界はある

体温調節は自律神経によって自動的に行われているため、普段から気温の上下動が激しい環境にいれば、ある程度は「慣れる」事ができると思います。しかし上がった体温を下げるためには、自律神経が健常である事と、水分・栄養補給が必要不可欠であり、それがなければ「暑さに慣れる」以前の問題です。環境によっては水分補給が容易にできない事もあるかもしれませんが、命よりも大事なものはありません。運動を行う際や高気温の中に長時間いる場合、事前の体調管理及びその場での体調管理を「自分の意志」で行いましょう。例えば部活動などで運動中の水分補給を禁止するなどは以ての外です。そのような時代は既に終わっています。

ちなみに熱中症の原因として見逃されやすい事例を挙げてみると、「室内にいる生活が長い」「室内(電車なども含む)から急に外出した時」「午前と午後の気温差が大きい日」「気温が高くなくても湿度が高い日」「前日から急激に気温が上がった場合」「風がない日」「ミネラルの不足(水分だけでは不十分という事)」「その日たまたま体調が悪かった」「前日たまたま寝不足、または睡眠習慣の乱れが続いている」「当日の朝食抜きなどで栄養不足、またはダイエットなどによる慢性的な栄養不足」「前日あるいは当日に大きなストレスがある」「意識的な運動習慣がない(筋肉の収縮による体温上昇に慣れていない)」「帽子を被っていない、あるいは厚着」「肥満(脂肪は保温効果が高い)」「痩せすぎ(気温の影響を受けやすい)」「年齢が60歳以上及び5歳以下」などがあります。


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