性ホルモンの分泌バランスを整えニキビを治そう

この記事では性ホルモン(男性ホルモン・女性ホルモン)の分泌バランスとニキビの関係について私なりに考えた事を書いています。尚、この記事ではあくまで要点のみをまとめています。詳細については別ブログ「腹筋を割る方法について考える」にある記事『筋トレ効率化のために重要な性ホルモンの分泌バランス』にまとめているのでそちらをご覧下さい。

男性ホルモン(アンドロゲン)の役割について簡単に

男性ホルモンとは「アンドロゲン」の事であり、アンドロゲンはテストステロン、デヒドロテストステロン(DHEA)、アンドロステロンの総称です。その中でも男性ホルモンと言う場合には特に「テストステロン」の事を指す事が多いです。

テストステロンが分泌されると心身に男性的な特徴が現れ、分泌量が増える事で作用は大きく現れます。特に成長過程では骨格的に大きな体を形作るのに必要で、テストステロンの分泌量が増えると骨が大きくなったり、筋肉が大きくなったりします。また性欲を増進させたり、体毛(特に髪の毛以外)を濃くしたり、声を低くする作用もある他、闘争心を増進させる作用などもあり、心も男性的になります。

ただし分泌量が増え過ぎると、人によっては過剰に皮脂が分泌されてニキビが増えたり、髪の毛が薄くなったりする事もあります。一方で、後述のように思春期前後においては、睡眠習慣に関わる「メラトニン」というホルモンの分泌により、ある程度のコントロールはできます。もちろんニキビの原因は様々ですが、仮に性ホルモンの分泌バランスが原因の場合、まずは睡眠習慣の改善を優先すべきでしょう。

女性ホルモン(エストロゲン)の役割について簡単に

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、分泌される事で心身に女性的な特徴が現れ、その分泌量が増える事で作用が大きくなります。重要なのが「脂肪の代謝」で、エストロゲンが分泌される事で全身に脂肪が付きやすくなり、特に女性では胸に脂肪が集まるようになります。

また思春期においては骨にある骨端線を閉鎖させ、身長の伸びを止める作用もあります。これにより女性は男性よりも身長の伸び始めが早くなり、また伸び終わりも早くなります。その他、体毛を薄くしたり、声を高くしたり、心を女性化したり、皮膚を薄くしたり、コレステロール値をコントロールする役割などもあると言われています。

性ホルモンの分泌バランスを整えるメラトニン

性ホルモンと聞くと思春期前後に分泌量が増えるというイメージがありますが、実は思春期以前から分泌されており、その蓄積によって思春期へのスイッチが入ると言われています。そのスイッチを抑えているのが「メラトニン」というホルモンです。このメラトニンは元々は睡眠に関わるホルモンですが、そのように性成熟を抑制し、早熟を防ぐ役割があります。このため睡眠習慣の崩れが思春期を早め、思春期中及び思春期以降における性ホルモンのバランスを崩れさせる原因になる事があります。これは男性も女性も同じです。

またメラトニンは昼間に分泌されて活動力の源になる「セロトニン」から、そのセロトニンは必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」から作られます。トリプトファンは蛋白質豊富な動物性の食品に多く含まれています。特に「健康のために」と動物性の食品を制限する人は多いのですが、それによってトリプトファンが不足し、結果としてメラトニンの分泌にも影響を及ぼす事があります。「無理な食事制限→トリプトファンの不足→セロトニンの分泌悪化→ストレス耐性の低下→メラトニンの分泌悪化→睡眠習慣の乱れ・性ホルモンの分泌の乱れ→ニキビの悪化→ストレス増大・・・」という悪循環には注意すべきでしょう。

男性ホルモンと女性ホルモンの分泌バランス

男性ホルモンと聞くと、女性では分泌されないイメージもありますが、女性でも男性ホルモンは分泌されます。また男性でも女性ホルモンは分泌されます。男性で分泌される女性ホルモン、女性で分泌される男性ホルモンの量は少ないのですが、男性ホルモンに対する女性ホルモン、女性ホルモンに対する男性ホルモンというように、バランスを取る役割があると言われています。男性でも女性でも、その分泌バランスが心身の健康を維持する上で重要であり、どちらも多すぎても少なすぎてもいけません。

また男性ホルモンや女性ホルモンは脂肪の一種である「コレステロール」から作られます。コレステロールと聞くと悪いイメージしかありませんが、実はそのように性ホルモンの材料になる重要な役割があるのです。特にコレステロールのような脂肪の代謝は「必須脂肪酸」のバランスによって成り立っています。必須脂肪酸には「ω-3脂肪酸(αリノレン酸、EPA、DHA)」と「ω-6脂肪酸(リノール酸、γリノレン酸、アラキドン酸)」の2種類があり、この必須脂肪酸のバランスを整える事も、実は性ホルモンの分泌に影響を与える事があります。

尚、前述したように男性ホルモンは皮脂の分泌を促します。皮脂が毛穴を詰まらせる事でニキビはでき、思春期では特にそれが起こりやすくなります。つまり男性ホルモンに対して抑制的に働く女性ホルモンを増やす事ができれば、ニキビを改善する事ができるのではないか?という事を考えつきますが、重要なのはそのように全体のバランスと、そのバランスが長期に渡って安定し、分泌量が平均的に増える事です。よって女性ホルモンを増やすために大豆イソフラボンを大量に摂取するとか、そういう事はすべきではありません。


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