ニキビを悪化させる可能性がある食べ物

この記事ではニキビに悪影響を及ぼす可能性のある食べ物をまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。ただしあくまで「食べ過ぎた場合」の話であり、必ずしも悪影響を及ぼすとは限りません。

食べ過ぎるとニキビに対して悪影響を及ぼす可能性がある食べ物は以下の通りです。
1.食物繊維
2.塩分・脂肪分・糖分
3.牛乳
4.その他
これらについて一つ一つ説明していきます。


1.食物繊維を摂り過ぎるとニキビが悪化する

食物繊維は一般的に「健康に良い」とされている栄養素の一つであり、特に腸内環境・便通改善に効果があると言われています。そのため日本人で意識的に食物繊維を摂っているという人は非常に多いですよね。しかしそれは「食物繊維が不足している人」の話であって、本来バランスの良い食事をしていれば意識的に摂る必要はないはずなのです。よって普段から十分に食物繊維を摂っている人が意識的に摂ろうとすれば、逆に食物繊維を摂り過ぎてしまう事があります。何故摂り過ぎが良くないのかというと、そもそも食物繊維自体が「消化できないもの」だからです。

よく欧米人は植物を消化する事に適した腸を持っていないという事を言われますが、これは「植物を消化・吸収するための酵素が少ない」からだと考えられます。例えば海苔。日本人に馴染みのあるミネラル豊富な海苔ですが、実は世界中では日本人しか消化・吸収する事ができないと言われている代表的な植物(藻)です。そのように植物は消化・吸収に時間がかかるため、日本人ほど植物を大量に食べる習慣のない人種では上手く消化する事ができないのです。逆に日本人は腸内細菌や酵素も植物を消化するために特化しており、どれだけ植物性の食品を食べてもゆっくりと消化・吸収する事ができます。ただ、それでも「食物繊維は消化が難しい」という事に変わりはありません。そのため食物繊維を摂り過ぎる事では腸への負担を増大させる事になり、実は他の重要な栄養素の吸収を阻害する事があります。決して便通を食習慣だけで改善しようとしないで下さい。便通は睡眠習慣や運動習慣など様々な要素が関わるものです。

尚、食物繊維自体には糖やカルシウムの吸収を抑制する効果があります。それによって食物繊維を摂る事では急激な血糖値の上昇を防ぎ、糖の蓄積すなわち一定時間経過後の脂肪への変換をある程度防ぐ事ができます。しかし糖は脳や筋肉を動かすためのエネルギー源として非常に重要であり、ニキビを治すには脳や体が活動的でなければなりません。食物繊維を適切に摂っていれば糖の吸収は適度に抑制されますが、摂り過ぎると逆に糖が不足し、脳や体を動かすためのエネルギーが不足します。それは昼間の活動量が減るという事を意味します。


2.塩分・脂肪分・糖分を摂り過ぎるとニキビが悪化する

いわゆる塩分の「ナトリウム」は体にとって必要不可欠なミネラルの一つですが、摂り過ぎると肥満や動脈硬化など生活習慣病の原因になります。蓄積すれば他の栄養素の吸収も阻害され、新陳代謝も悪くなります。特にニキビを治すためには動物性タンパク質が重要ですが、動物性の食品は塩分の多い食品が多く、意識せずに塩分を摂り過ぎてしまう事があります。動物性の食品をたくさん食べる場合には植物性の食品に多く含まれるカリウムの量を増やしましょう。カリウムにはナトリウムの排出を促す効果があります。

一方、脂肪はその言葉を聞いただけで「太る」というイメージがあるかと思いますが、実は脂肪にも「必須脂肪酸」という体に必要不可欠な脂肪があります。必須脂肪酸には「ω-3脂肪酸」と「ω-6脂肪酸」があり、現代人ではこの内「ω-3脂肪酸」が不足傾向、「ω-6脂肪酸」の方は摂り過ぎていると言われています。例えば身近な食べ物だと「唐揚げ」ですね。唐揚げは動物性タンパク質を摂るためには適しており、手軽な料理なので誰でもたくさん食べる事ができてしまいますが、肉+揚げ物であるので脂肪分と塩分もそれなりに含まれています。食べ過ぎれば皮脂の分泌を促しニキビも悪化する原因となるでしょう。ですのでそのような「ω-6脂肪酸」や塩分は抑え、「ω-3脂肪酸」を摂る事が重要になります。尚、ω-3脂肪酸は青魚や天然の植物油(エゴマ、アマニ、シソ等)に含まれています。動物性の食品を食べる際には調理法に工夫し、またその一部を青魚や植物性の食品に置き換えましょう。

一方、糖分も前述のように確かに脳や筋肉を動かすために必要なエネルギー源なのですが、脳や筋肉を日常的に動かしていなければ糖は消費されません。消費しきれなかった糖は脂肪として蓄えられ、これも肥満の原因になります。一度脂肪になってしまうと有酸素運動を行う事でしか効率良く減らす事ができなくなるため、糖は摂り過ぎず摂らな過ぎない事と、もし摂ってしまったら運動を行って早々に消費してしまう事が重要です。尚、必須脂肪酸についてはこちらから→糖も脂肪も本来は必要なもの


3.乳製品を食べ過ぎるとニキビが悪化する事がある

乳製品はそもそも全体として脂肪が多く含まれています。乳製品は動物性の食品なのでタンパク質(特に必須アミノ酸)の補給には非常に適していますが、乳製品だけでタンパク質を摂ろうとするとどうしても脂肪を摂りすぎてしまう事があります。一つのジャンル、一つの食品に固執する事は逆に栄養の偏りを招き、ニキビを悪化させます。栄養バランスの良い食習慣を心がけましょう。

尚、乳製品には「乳糖」と呼ばれる糖が含まれています。この糖は人によって消化・吸収する能力が異なり、これがお腹が緩くなる原因になる事があります。それによって腸内環境が崩れればそれもニキビの悪化に繋がるため、例えば発酵食品であるヨーグルトやチーズなども食べ過ぎれば逆効果になります。乳製品についてはこちらから→


4.ニキビに悪影響を及ぼす可能性があるその他の食べ物

●アルコール:未成年であれば法律上では摂る心配はないと思いますが、隠れて飲もうとする人もいるので一応。アルコールは神経系に大きな影響を与え、特に子どもではその影響が強く出ると言われています。それによって成長期にアルコールを摂取するとまず脳の成長を止める事になります。またアルコール飲料は「アルコールを摂取するための飲み物」であり、それだけでお腹がいっぱいになってしまうと他の栄養が摂れなくなります。それは栄養の偏りになり、ニキビに限らず健康には良くありません。

●カフェイン(コーヒーなど)やタンニン(茶、柿など):カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害すると言われています。飲む習慣のある人では飲まないと落ち着かない(特にカフェインは依存性がある)人が多く、自分が気づかない内に飲み過ぎている事が多いので十分な注意が必要です。ちなみにコーヒーに含まれる様々な「香りの元」は口の中に留まりやすいため口臭の原因にもなります。それにタバコが合わさったり、ストレスも加われば更に悪化します。全くそのような習慣のない私からすれば「コーヒーを飲んでいるか飲んでいないか」一発で分かりますよ。飲む習慣のある人では気づかない事が多いですがマナーとして注意しましょう。

●激辛の食べ物:辛い食べ物が好きな人もいるかもしれませんが、実は辛い食べ物は味調整のために塩や砂糖が大量に使われています。それによって知らず知らずの内に塩分や糖分を摂りすぎてしまうのです。また辛い食べ物には体温を上昇させる効果がありますが、同時に水分とミネラルが体から排出されるので、辛い食べ物を食べれば食べるほど水分やミネラルの必要量は多くなります。適切な水分・ミネラル補給を怠れば当然ニキビには良くないでしょう。ちなみに辛い食べ物は「脂肪の燃焼を助ける」のであって、これ単体では脂肪を直接燃やす事はできませんし、そもそも刺激物なのでニキビには良くありません。