ニキビを改善するために必要な洗顔術

ニキビを治すためには、自分の肌の状態に適した洗顔方法で顔を洗わなければなりません。自分に合わない方法でいくら一生懸命洗顔を行っていてもニキビは一向に良くなりません。ここでは「ニキビを改善するために必要な洗顔の方法」について私なりに説明しています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

そもそも有効成分は皮膚から吸収されるのか

皮膚は分子が大きいものほど吸収率が悪くなり、小さいものほど吸収率は高くなります。よって、より分子の小さい栄養素の方が吸収率は高いという事がまず言えると思います。また皮膚表面では脂溶性の物質の方が吸収率が高く、表面よりも下の層では水溶性の物質の方が吸収率が高いと言われています。よって、皮膚から効率良く有効成分を吸収させるためには、分子が小さく、かつ脂溶性と水溶性を併せ持った物質が必要という事になります。


洗顔料はどのように選べば良い?

しかしながら「有効(とされている)成分」を皮膚から吸収されやすい形にし、かつそれを安定化させるためには、我々が想像する以上に高い技術が必要になります。これは前述のような皮膚の持つ特徴が理由で、これにより効果の高い商品ほど値段は高くなります。よって市販されているような安価な商品では、基本的に「吸収されにくいもの」と考えるべきで、「自分の肌に合うかどうか」を優先して選んだ方が良いと思います。それよりも体の内側からのケアを重視すべきです。

尚、例え値段が高い商品であっても、それが必ずしも「質の高い商品」であるとは限りません。何故なら「有効成分」は「有効とされている成分」であって、各種ビタミン・ミネラルのような必須栄養素とは違い、人間の体の中での役割がハッキリしていない事も多いからです(ただし必須栄養素でも効果が誇張される事がある)。特にそのような「よく分からない栄養素」を含む商品では、グラフなどを用いて「従来の〇〇と比べて何倍」などと強調し、「〇〇が〇〇mg含まれている」という具体的な含有量が分からないように表現される事も多いです。高額な商品を利用する場合、その投資に見合っているか、注意深く確認する必要があるでしょう。


洗う頻度など、洗う際の注意点について

皮膚の表面には「角質層」と呼ばれる層があります。この角質層、実は「機能を失った細胞」が積み重なった層なのですが、それが皮膚の表面を覆う事でバリアのような役割を果たしています。特に角質層の下側にある細胞の乾燥を防ぎ、水分量を維持する事で隙間を埋め、外界からの異物の侵入を防いでいるのです。つまり角質層にある古い皮膚やその表面に分泌された皮脂などは、本来、肌の健康を守る上で必要なものと言う事ができます。

顔や体を洗う事では、確かに表面にある古い皮膚や皮脂などを洗い落とす事ができます。しかしあまりに洗い過ぎると、それらが根こそぎ洗い落とされ、肌のバリア機能が低下してしまう事もあります。そうなれば角質層の下にある「活動している細胞」が乾燥し、水分量が維持できなくなり、それによって隙間が空き、異物が侵入しやすくなります。その結果、アレルギー性皮膚炎や食物アレルギーなどを悪化させる事があります。更には、乾燥から皮膚守ろうとして皮脂の過剰分泌が起こる事もあり、それによって毛穴が詰まるとニキビができやすくなります。それは避けなければなりません。

肌荒れや体臭などを気にして、洗う頻度を上げたり、洗う際にゴシゴシと擦ってしまう人は少なくないと思いますが、そのように逆効果になる事があります。顔を洗う頻度は基本的には1日に1回で十分、増やしても1日に2回まで(朝晩)です。また鼻や口の周りなど、場所によって洗う頻度を変えるなどの調節も重要になるでしょう。鼻周りは1日2回、額は1日1回といった感じです。尚、何度も言うように肌荒れ予防のためには体の内側からのケアが必須です。洗い方ばかりを気にし、睡眠、運動、栄養、ストレス管理などを疎かにしてはなりません。


肌荒れを予防するための洗顔方法を考えてみよう

●まずは顔を温めよう

朝に洗顔を行う際にはまず顔を温める事が重要です。顔を温める事で血管を拡張、毛穴を開き、血流を促します。方法としては、例えば水で濡らしたタオルを電子レンジなどで加熱、あるいは温めたお湯をタオルに含ませます。人肌よりも少し高い程度の温度になるまで冷ましたら、それを顔に当てます。この際は「単に顔に当てて温めるだけ」です。擦る必要がないのはもちろんの事、拭く必要も全くありません。そうして数分温めたらその後に洗顔を行いましょう。

尚、夜に洗顔を行ってから寝ている場合、朝は少し控え目にすると肌へのダメージを抑える事ができます。鼻周りだけとか、目の周りだけとか、口の周りだけとか・・・そのような感じで、ピンポイントで自分が気になる場所だけを洗う事をオススメします。乾燥肌や敏感肌の人では特にそれが重要になります。

●入浴後ついでに洗顔を行う場合

銭湯などの公共の場では体を洗ってから浴槽に入るのが最低限のマナーですが、家の場合、少し湯に浸かってから体を洗う事をオススメします。何故なら体温が上がる事で体全体の血流を促し、血管が拡張、閉じていた毛穴を開く事ができるからです。ただし浸かる時間は僅か数分です。長湯すると皮膚がふやけてしまい、ふやけた状態で体を洗ったりすると皮膚にダメージが及ぶ事があります。よって少しだけ浸かって体を温め、その後で体を洗い、その後で再び湯に浸かるようにしましょう。

体を洗った後に湯に浸かる時間ですが、これもあまりに長湯になってしまうと、体内の水分・水溶性ビタミン・ミネラルが失われ、逆に乾燥を招いたり、それが皮脂の過剰分泌の原因になる事があります。特に顔の皮膚ですが、例え顔が湯に浸かっていなくても、湯気によって次第にふやけていき、その状態で洗顔を行うとやはり皮膚にダメージが及んでしまいます。温度は38度程度にしましょう。この辺は各自調節が必要です。

そうして湯に浸かったら、風呂場から出る直前に洗顔を行います。ただしこれは環境にもよりますが、風呂場の断熱が上手くできておらず、冬場では寒くて洗顔中に体温が下がってしまう場合もあると思います。その場合には、風呂場から出た後に温かい部屋で、または洗顔前に前述と同じように温熱タオル(電子レンジなどで温める)で一旦顔を温めてから洗顔を行うと良いでしょう。

●「泡立て」がとにかく重要

では実際に洗っていく方法ですが、洗顔料を手に出したら、まず手の上でよく泡立てます。少しずつ水を加えながら空気を含ませるようにして泡立てると大きくなっていきます。泡立てがどうしても苦手だという人は、泡立てるためのタオルやスポンジ、あるいは泡の状態で出て来るような洗顔料を利用すると良いでしょう。ただし泡立てるためのタオルやスポンジなどは、常に清潔な状態にしておく必要があります。あくまで泡立て専用機として利用し、使い終わったら洗濯してよく乾燥させましょう。その泡立て専用機の保存場所も、湿気の多い風呂場ではなく湿度が低く風通しの良い場所が良いと思います。

●指で直接触れずに洗顔する事

十分に泡立てたら、できるだけその「泡だけ」で洗うようにします。肌荒れ予防で特に重要なのは「直接手を触れて洗わない」という事です。つまり「泡だけが皮膚に触れた状態で洗う」訳です。肌荒れに悩んでいたり、体臭に悩んでいる人の多くは、手で直接触れる事でどうしてもゴシゴシと擦ってしまい、それが悪化の原因になります。できるだけ優しく洗って下さい。

イメージとしては「皮膚|泡|指」という形になるようにし、繰り返しになりますが、指では直接触らないように意識しましょう。だからこそ「泡立て」の過程が重要になるのです。それから「洗っている時間」に関しても、できるだけ長くならないように注意します。いくら優しく洗っていても長時間になると、敏感肌の人ではそれが刺激になる事があります。「顔のどこをどのような順序で洗うか」をできるだけ効率化し、長くても「数分程度」で終わらせるようにしましょう(ただし雑になってはダメ)。

尚、これは個人的な方法ですが、洗顔の際には指先ではなく、手の平(親指を除く4本指の付け根にある出っ張り)を押し当て、「塗り込む」ようなイメージで行うと良いかもしれません。これは保湿のための化粧品を塗る際も同様です。

●泡を洗い流す時も注意する

そうして洗い終えたら泡を洗い流します。泡が残らないように鏡をよく見ながら優しく洗い流しましょう。しかしやはりここで泡をゴシゴシと洗い落としてしまうと、それも肌荒れを悪化させる原因になる事があります。必ず洗い落とす際にも優しく洗い落とすようにしましょう。

またそうして泡を洗い流し終えたらタオルで水分を拭き取りますが、その際も決してゴシゴシと擦ったりせず、優しくポンポンと水気だけを拭き取るようにします。普段何気なく行っていて気づきにくいのですが、「顔や体の拭き方(汗を拭く時なども含む)」も敏感肌にとっては刺激になる事があります。そういった細かいところも注意しておくとより良いでしょう。尚、オススメの洗顔料については別の記事にまとめています。詳しくは『ニキビ改善にオススメの洗顔料まとめ』をご覧下さい。

●洗った後はできるだけ早く保湿する

しかしそのようにどれだけ優しく洗ったとしても、皮膚表面にある古い皮膚や皮脂などを洗い流せば、どうしても乾燥しやすくなってしまいます。これは仕方のない事です。洗った後はできるだけ早く保湿ができるよう、あらかじめ準備しておく事が重要です。保湿の工程を効率化しましょう。尚、保湿の方法や、保湿を行う際に利用する化粧品については別の記事にまとめています。詳しくは『乾燥はニキビの大敵・肌荒れ予防のための保湿の方法まとめ』『ニキビ改善にオススメの化粧水・美容液・乳液・クリーム等まとめ』をご覧下さい。


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