有酸素運動でニキビが治る?無酸素運動と有酸素運動を理解しよう

運動は大きく2つの種類に分ける事ができます。それが「無酸素運動」と「有酸素運動」です。有酸素運動は発汗を伴い、また脂肪を燃やしてくれるため、ニキビに良いと言われています。ここでは運動が与えるニキビへの影響について私なりに考えた事を書いてみます。尚、無酸素運動・有酸素運動の詳細については、別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある『無酸素運動と有酸素運動』にまとめているのでそちらをご覧下さい。


無酸素運動とは?そもそも酸素を使わずに運動できるの?

無酸素運動とは文字通り酸素を使わずに行う運動の事です。例えば筋トレや短距離走などがこれに該当し、そのように無酸素運動では酸素を使わず、短時間の内に大きな力を発揮する事ができます。一方、持続力がなく、すぐにエネルギーが切れて疲れてしまいます。仕組みを簡単に説明すると、無酸素運動ではまず「ATP(アデノシン三リン酸)」がエネルギーとして利用されます。それが7〜8秒程度です。そうしてATPが枯渇すると、筋肉や肝臓内に蓄えていた「グリコーゲン(糖の一種)」を消費して再びATPを作ります。これが33秒程度です。そうしてグリコーゲンを消費する事で乳酸が作られ、また筋肉を動かすエネルギーが切れる事で、筋肉は次第に動かなくなっていきます。

最初に消費されるATPは、十分な休息があれば数時間程度で回復し、再び全力での運動が可能になります。しかしグリコーゲンは完全に消費されると回復まで数日かかる場合があり、その間は筋肉が思うように動かず、体が重く感じるなど大きな疲労感を伴います。もちろん「グリコーゲンが完全に消費されるような状況」というのは、全力疾走を繰り返すなどごく限られた場合だけですが、筋肉は普段からグリコーゲンを蓄えており、またトレーニングによってその貯蔵量を高める事ができます。つまり運動習慣のない人では元々のグリコーゲンの貯蔵量が少ないため、少し体を動かすだけで疲れてしまうのです。特にダイエットなどで糖の摂取量が減れば慢性的な疲労感に繋がり、それは昼間の活動量の低下や、単純に「やる気の低下」に繋がっていきます。


無酸素運動と有酸素運動・・・どっちが痩せる?

有酸素運動は文字通り酸素を使いながら行う運動の事です。無酸素運動のように瞬間的に大きな力を発揮するという事はできませんが、酸素を使いながら脂肪を燃やし、それを少しずつエネルギーにして運動を行います。それによりエネルギーさえ尽きなければ、半永久的(実際にはその前に脳や体が壊れてしまう)に運動を続ける事ができます。

ただし有酸素運動を行って脂肪を燃やすためには、今の自分の体力に合わせたペースで長時間行う事が重要であり、そのペースは遅すぎても速すぎてもいけません。何故なら、ペースが遅すぎると時間を消費するだけで効率良く脂肪は燃えてくれませんし、速すぎるとすぐに疲れて長時間できないからです。また仮に自分の体力に合った有酸素運動を長時間・長距離続ける事ができたとしても、最終的に燃やす事のできる脂肪はそう多くありません。何故なら脂肪はエネルギーとして優秀で、少しずつしか燃えないからです(糖よりも脂肪の方が倍以上燃えにくい)。それなら短時間で済む無酸素運動を行って、新たな脂肪を作らせないようにした方がずっと効率的です。

尚、実は短時間の有酸素系トレーニングと、そのような長時間・長距離の有酸素運動では、脂肪の燃焼量はそこまで大きく変わらないと言われています。ここで言う「有酸素系トレーニング」とは、全力での無酸素運動→不完全休養→再び全力での無酸素運動・・・と繰り返すようなトレーニングの事で、これを行うと短時間で爆発的にエネルギーを消費する事ができます。かなりハードなので肉体的にも精神的にも疲労が大きいですが、数十分しか使わないので時間短縮となり、ダラダラ長時間有酸素運動を行うよりも自由な時間が増えます。もちろん長期的に見てどちらを選ぶかは個人の自由です。


有酸素運動を行う際のメリットを考えてみよう

有酸素運動を行うと末梢の細胞が酸素を求め、毛細血管が細かく枝分かれしていきます。これにより末梢にある細胞の栄養状態が改善され、それは冷え性や浮腫などの予防にも繋がっていきます。前述のように有酸素運動によって脂肪の燃やす事のできる脂肪の量は少ないですが、全身へ血液を循環させるという意味では有酸素運動を行うメリットは大いにあります。

また有酸素運動を行うと体温が上昇し、上がった体温を下げる際に大量の汗をかきます。これにより自律神経に刺激を与え、体温調節機能を高めてくれる効果があります。ただし発汗を効率良く行うためには、適切な水分・ミネラルの補給が必要です。それを怠った状態で有酸素運動を行っても、効率良く脂肪は燃えてくれないどころか、逆に脱水や乾燥などを招き、美容に悪影響を及ぼす事があります。特に乾燥は皮脂の過剰分泌を招くためニキビに大敵です。また屋外では紫外線を浴び続ける事になる上、長時間の運動による筋肉へのストレスは活性酸素の増殖などにも繋がります。それもニキビにとっては良くありません。もし有酸素運動を行うのであればその辺りをしっかりケアすべきでしょう。

尚、発汗というと半身浴、サウナ、辛い食べ物などでも汗をかきます。しかしこれらは運動を伴っていないため、脂肪は殆ど燃えません。また発汗によってはいわゆる「デトックス効果」も言われますが、汗から排出される老廃物の量はごく僅かであり、実際には浮腫改善程度の効果しかないと言われています。ちなみに辛い食べ物に含まれるカプサイシンには脂肪の燃焼を補助する働きがあると言われていますが、これもあくまでエネルギー化を助けてくれるだけであって、すぐその場で大量に脂肪が燃えるなどと都合良く考えるべきではありません。


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